Wesel, August 25, 2021 –粉体塗料でのつや消しは、塗料・塗装分野にとって特別な課題です。液体塗料とは対照的に、焼付け工程中にわずかに塗膜の収縮が起こるため、つや消しを従来の粉体塗料に付与するのは困難です。つや消し仕上げに、互いに相溶性のない様々なバインダーを混合することで光沢を減らすことができます。あるいは、バインダーと特殊硬化剤の非相溶性がつや消しに用いられます。ただし、一部の硬化剤には法規ラベルが必要とされ、最終的に粉体塗料に課せられます。
新しいBYK-3938 P は、全く新しい手法を用いた粉体塗料・塗装に優れたつや消し機能を付与するユーザーフレンドリー、ラベルフリーの製品です。本添加剤は粉状で取扱いが容易で、仕上げの粉体塗料に少量、後添加でご使用いただけます。
光沢低下の程度は、添加量によって異なります。したがって、BYK-3938 Pを使用することで、品質管理の調整用光沢ユニットから装飾用ディープマット表面まで、個々の要件に応じて幅広い用途に適用できます。
Press releases | 2021年8月25日
BYKは、スペシャリティケミカルの分野で世界をリードするサプライヤーのひとつです。当社の革新的な添加剤と的確な技術サービスは、製品性能や製造工程を最適化します。BYK添加剤は、少量添加で、耐擦り傷性、表面光沢、機械的強度、流動性、材料特性（例えばUV-と光安定性または難燃性）を向上させ課題解決に優れた効果を発揮します。BYK測定機器は、色、光沢、外観や物性の品質を効果的に評価することができ、品質管理の重要な役割を担っています。
塗料、インキ、プラスチックは、BYK製品の主な適用分野です。その他、接着剤・シーラント、洗浄剤、床コーティング、潤滑油分野、さらに、建設化学や石油ガス、鋳造などの用途にも効果的にお使いいただいています。
BYKは、グローバルに活動拠点を持ち、ドイツ（Wesel, Kempen, Moosburg, Schkopau)、オランダ (Deventer, Nijverdal)、英国 (Widnes)、米国 (Wallingford, Chester, Gonzales, Louisville, Earth City, Pompano Beach)、中国 (Tongling)に生産拠点を有します。
BYKは、ALTANAグループのメンバーで、全世界に2,300名を超える従業員を擁しています。
